この記事は以下のような人にオススメ

・初めてアプリを立ち上げる人

・初めてアプリ担当になった方

・アプリ開発の進め方が知りたい方


みなさん、こんにちは!

株式会社フォーエム マーケティング事業部です。

本記事では、前回の「アプリ内課金とアプリ外課金の違いについて」の記事に引き続き、アプリ内課金とアプリ外課金のメリットとデメリットを詳しく説明した上で、アプリ内課金の手数料を回避する方法をお伝えしたいと思います。

概要

  1. アプリ内課金のメリット・デメリット
  2. アプリ外課金のメリット・デメリット
  3. アプリ内課金の手数料を回避する方法
  4. クレジットカード決済の注意点
  5. まとめ

アプリ内課金のメリット・デメリット

アプリ内課金のメリット

App Developer視点
アプリ内課金を導入する際、App StoreやGoogle Playなどのプラットフォー ムを利用して課金を行います。また、課金の実装を自社でゼロから構築する必 要がないため、事業者にとっては導入のハードルが低いというメリットがあり ます。

ユーザー視点
アプリ内課金は、ユーザーが課金をする時外部Webサイトなどに画面が移動することなく課金が完了します。アプリ内で課金の決済が全て完了するので無駄な手間が省けて、利用者にとっては手間が少なく使い勝手が良いというメリットがあります。

アプリ内課金のデメリット

App Developer視点
アプリ内課金をする場合、App StoreやGoogle Playなどのプラットフォーム企業に手数料を支払わなければならないというデメリットがあります。この手数料は変動的ではありますが、非常に高額であると言われています。また、課金の値段設定をプラットフォームが定めた価格基準に合わせる必要があり、自由に値段設定できない点もデメリットと言えます。

ユーザー視点
ユーザーもプラットフォームが定めた決算手段でしか支払いができないというデメリットがあります。別の決済手段を望んでいたとしてもApp Developerにはどうすることもできません。

アプリ外課金のメリット・デメリット

アプリ外課金のメリット

App Developer視点
アプリ外課金のメリットは、もちろんプラットフォーム企業に決済手数料を支払う必要がないことです。これにより、今までと同じ課金額であっても収益性が大幅に上がる可能性があります。また、プラットフォームが定めた価格標準に合わせる必要がないため、自社で自由に値段設定をできるのもメリットと言えます。

ユーザー視点
ユーザーの一番のメリットは、決済方法が豊富にあることです。アプリ内課金の場合は、決済方法がプラットフォームの都合で限られていましたが、アプリ内課金であればApp Developerがユーザーの要望に応えることできます。

アプリ外課金のデメリット

App Developer視点
アプリ外課金を行うには、自社で実装しなければならず、アプリ内課金に比べて導入のハードルが上がるというデメリットがあります。また、アプリ外課金では外部のWebサイトに移動して別途決済するといった過程を面倒に感じるユーザーが離脱してしまう危険性もあります。

ユーザー視点
アプリ外課金は、アプリの利便性が低くなり、使いにくくなる可能性があるというデメリットがあります。画面移動が増えるのでそれほど大きな手間ではないですが、アプリの使い勝手が悪いと感じるユーザーもいるでしょう。

アプリ内課金の手数料を回避する方法


アプリ内課金を回避するには、大きく2つの方法があります。1つは本記事で述べてきたようにアプリ外課金を展開することです。もう1つは、クレジットカード決済を導入することで30%の手数料を回避することができます。

アプリ外課金の導入
本記事でも述べてきた通り、アプリ外課金を導入するとプラットフォーム企業を経由しないため、手数料がかかりません。アプリ内から課金をする導線を無くすことで30%の手数料を回避しているアプリもあります。

以下、アプリ外課金を展開しているサービス紹介

以下、アプリ外課金を展開しているサービス紹介!

・Netflix
・Spotify
・Slack

Netflix
動画配信サービスのNetflixでは、アプリ上に「Netflixへの登録はご希望ですか?」のメッセージを流し、ユーザーにアプリ内からWebサイトでの登録を促しています。

Spotify
音楽配信サービスのアプリですが、課金することで広告なしにできるPremiumプランがあり、このPremiumプランに加入するにはWebサイトでログインしてアップグレードする必要があります。

Slack
ビジネスチャットアプリであるSlackは、有料版へのアップグレードにより検索可能なメッセージ数を無制限にできたり、共有ファイルの保存容量を大幅に増やせるといった様々なメリットを受けることができます。手続きはWebサイトで行う必要があります。

< ポイント!>
同じサービスをアプリ、Webサイトそれぞれで提供している場合、これまでアプリでの課金は同じアプリ内で決済されると制限されていましたが、アプリで商品選択後、決済はWebサイトに誘導するという流れも可能になりそうです。

 

クレジットカード決済を導入
アプリ内課金の手数料を回避するもう1つの手段としてクレジットカード決済の導入があります。
Appleのガイドラインには、以下のような記載があります。

Appの外部で使用する商品やサービス:ユーザーがAppの外部で使用する商品やサービスをAppで購入できるようにする場合、そうした商品の支払いにはApp内課金以外(Apple Payやクレジットカードなど)の方法を使用する必要があります。

https://developer.apple.com/jp/app-store/review/guidelines/#goods-and-services

 SHOPLISTなどの通販サイトの場合、物理的な商品を扱うため、クレジットカードによる決済が許可されます。デジタルコンテンツではなく、物理的なサービスなどを提供する場合は、クレジットカードによる決済で、30%の手数料を回避することができます。

クレジットカード決済の注意点

クレジットカードを利用する際に注意しなければならないのは、アプリ内課金にかかる手数料を回避できたとしても、利用に応じて決済手数料が発生することや、決済代行会社を使う場合にはシステム利用にかかる月額費・維持費などのランニングコストがかかってくることです。実際にいくらかかるのかはカード会社や代行会社によって変わってくるため、事前に確認しておかなければなりません。

まとめ

本記事ではアプリ内課金とアプリ外課金のメリット・デメリットについて説明してきましたが、販売する商品やサービスがクレジットカード決済によりアプリ内課金における手数料を回避できるのであれば、アプリ外課金やクレジットカード決済導入などを検討してみてはいかがでしょうか。また、アプリ内課金、アプリ外課金のそれぞれのメリット・デメリットを考慮した上で、自社に合った課金方法を選択することが重要です。

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