今回は、株式会社フォーエムが主催するウェビナーのレポート記事となっております。

本日の登壇者である大崎泰河さんは、地方新聞社様、テレビ局、デジタルメディアなど幅広いジャンルのWebメディアの収益化サポートを行なっています。

エンゲージメントを高める手段としてPWAとネイティブアプリのどちらを活用していくべきか解説していただきます。

WEBサイトの課題と対応方法

課題⓵:モバイルへのシフトが行われている

モバイルでの高いUXで対応

モバイル特化したネイティブアプリの高いUXに匹敵するサイト閲覧体験を提供する必要がある

課題⓶:流入源の多様化

エンゲージメント向上

流入元が多様化する中で新規ユーザーだけではなく、媒体を継続して訪れてくれるユーザーを増やす必要がある

課題⓷:広告媒体も激化

収益力の向上

コアユーザーを形成/拡大し、セッション/ユーザーを高めることで広告収益を高めていくことが重要

ネイティブアプリとは

ネイティブアプリとは、OS上にインストールして利用するソフトウェア全般のことです。一般的に、アプリと認識されているのはネイティブアプリです。

メリット

1.起動および動作処理が速い

ユーザーがストレスフリーで使用できるのが強みですj。また通信環境が悪くても、比較的ストレスなく利用できます。

2.デバイスの機能を利用できる

デバイスの特有の機能を多く利用できる強みです。

ex)GPSの位置情報、カメラ機能など

最大のメリット

WEBサイト上で実現できないスマートフォンの機能を最大限に活用することが出来ること

 

PWAとは

PWAはスマートフォン上でアプリのように動かせるモバイル向けのWEBサイトです。コンセプトとして、スマホネイティブアプリに近いUI/UXを指向しています。

PWA生まれた背景

1.スマホの浸透 (モバイルベースでのサービス体験がデフォルトに)

2.ネイティブアプリの登場 (ユーザー体験の質がサービス利用してもらうために重要に)

3.プラウザvsアプリという対立軸の発生 (ユーザー体験の質がサービス利用してもらうために重要に)

4.アプリ勝利の要因 (ホーム画面の追加、素早い操作性、プッシュ通知)

5.ネイティブアプリの機能性を踏襲したPWAの誕生

PWAが世の中に浸透した背景

2016年のGoogleI/O(開発者向け会議)にて、PWA・AMPが取り上げられ話題になりました。Googleとして、より良いWEB体験を作っていくことを念頭に推奨しています。

これまでにない新しいUXを提供するWEBアプリケーション

・プッシュ通知やホームボタンに追加できる
・ネットワークに依存せず
・表示が早くアクションもスムーズ

 

→本質はより良いWEB体験を作っていくこと


PWAの基本的な情報についてはこちらの記事をご覧ください!↓

PWAのメインとなる機能

プッシュ通知

プッシュ通知を許可したユーザーへ、能動的なコミニケーションが取れる。(速報性のある記事の展開・PVの増加効果が期待できる)

 

ホーム画面への追加

ホーム画面にアイコンを追加することで、ユーザーの訪問回数が増加する。結果PVの獲得・ファン層の獲得が期待できる。

 

キャッシュの利用

PWA化により、ロイヤルユーザー形成の導線をWEBサイト上で形成できる。

 

成功事例・効果

〈Forbes〉

Forbesはアメリカのビジネス雑誌で、PWAの導入によりセッション数は43%向上しています。

起きていた問題:ユーザーの離脱数率が多い

改善前の課題:サイトの表示速度の遅延

結果:ユーザーあたりのセッション数が43%向上ページ読み込み時間の0.8秒短縮、セッション数は43%向上

PWAとネイティブアプリ

収益のポートフォリオによってネイティブアプリが良いか、PWAが良いかの相性が変わります!

広告収益メインのメディアにはPWAがオススメです。一方で、商品購入/月額収益メインのメディアはネイティブアプリがオススメとなっています。

また、PWAを導入すべきメディアの特徴が2つあります。

1つ目が表示速度が遅いメディアです。

表示速度の遅さがユーザーの離脱に繋がっているサイトは、すぐにでもPWAを導入することをオススメします。

2つ目が速報性/緊急性の高いコンテンツを扱うメディアです。

速報性・緊急性の高いコンテンツをプッシュ通知で送ることでユーザーあたりのセッション数を向上させることができます。

Any Manager Engage(PWA)

AnyManagerのEngage機能ではPWAの機能実装を簡単に実現することができます。また、実装だけでなく管理画面上でユーザーへの配信管理やデータ分析も可能です。

機能

各種ターゲティング

様々なターゲティングの設定が可能です。

地域・デバイス・ユーザーの訪問回数に合わせて、適切なメッセージを送ることができます。

PUSH通知承諾のカスタマイズ

一度ユーザーから拒否されると90日間デフォルトで再度許可を求めることができません。そのため適切なタイミング、フォーマット、メッセージをユーザーに届けることが重要です。

A2HSのカスタマイズ

適切なタイミング、フォーマット、メッセージをユーザーに届けることが重要です。インストールしてもらえばネイティブアプリのようなユーザー体験を届けることが可能です。