こんにちは、メディアハッカー編集部です。
今回の記事では「News Consumer Insights」についてご紹介します!
News Consumer Insights、略して”NCI”は下記のようなwebメディア担当者のみなさまにおすすめのツールです。
・サブスクリプションを始めたたいけれど、どれくらいのユーザーが会員になってくれるのか見通しがたたない
・ユーザー数は増えているのにサブスクの会員があまり増えないのはなぜだろう
と、お悩みのwebメディアご担当者にオススメのソリューションです。
「NCIについてよく知らない、活用方法がわからない!」という方はぜひ読んでみてください!
目次
NCIとは?
NCIとは冒頭の通りNews Consumer Insightsの略称で、言ってしまえば”Googleアナリティクスの進化版”のようなものです。
サイトに訪れるユーザー全体のうち、何度も訪れてくれるユーザー(以下、ロイヤルユーザー)がどれくらいいるのかが一目でわかる、そんなツールになっています。
NCIの代表的な機能
今回は2つご紹介したいと思います。
1.ユーザーを月あたりの訪問数でカテゴリ分けし、カテゴリごとの割合を表示する機能
Google Analyticsのデータを元にユーザー価値スコア(UVS)を算出し、ユーザーをカジュアルリーダーズ・ロイヤルリーダーズ・ブランドラバーズの3つに分類します。
各カテゴリにユーザーが何%いるのか?はたまた各カテゴリごとの平均回遊率や平均滞在時間など詳細の情報も確認することができます。
しかし、Google Analyticsのカスタムセグメントにおける分類条件は簡易化されており、過去30日間のユーザーをセッション数に基づいた設定となります。
2.同業他社との比較(旧バージョンにはありましたが現在は閉じられています)
Googleアナリティクスのアカウントを持っている世界中の同業他社(例えば”ニュースメディア”といったざっくりした切り分けですが)の平均値(①の数値に関して)を確認することができます。これにより、”自社が今どのような立ち位置にいるか?” ”どこに改善見込みがあるか?”を知ることができます。
NCIはどのように活用できるか?
NCIの活用例として、サブスク会員の増加の施策立てや目標設定などが挙げられます。
例えば、
「ユーザー自体は増加しているのに、なんでサブスク会員は増えないのだろう、、、」
と悩んでいるとします。
この時、NCIを使って分析してみると、増えたユーザーの多くが月に1回しか訪問しないユーザーだとします。
するとやはり、月1回しか訪問しないユーザーは会員になりづらいですから、例えば「一度訪れたユーザーに再度訪れてもらう」ための施策を考えようと舵を切ることができます。
はたまた
「ブランドラバーズ(何度も訪れるユーザー)の割合はとてもに多いのにサブスク会員がなかなか増えない」ということがわかった場合は、
”会員なりうるユーザーが多いにも関わらず取りこぼしてしまっている”ということになるので、会員登録の案内をより目につくところに出してみたり、あるいは会員登録キャンペーンをする、などという施策を考えることに舵を切ることができます。
NCIはあくまで計測ツールですので、実際の改善アクションには使用できません。
ですが、このように現状の把握や目標設定ができるだけでも非常に効果のあるものだと考えます。
実際の使い方
以下の3ステップで使用することができます。
①Googleアナリティクスにログインできるアカウントで「News Consumer Insights」と検索する。
(こちらのリンク先に辿りつくはずです。)
②GoogleNewsInitiativeのプロダクト画面でNCIが出てくるので、そこで「Try it now」を選択する。すると画面に入ることができます。
③画面上部に「authorize your account to view your data」というボタンがあるので、そこから対象のGoogleアナリティクアカウント(ビューID)を選択し、読み込む。以上で完了です。
全て英語での表記になりますが、わかりやすいUIですので、迷わず使えるかと思います。
ちなみに、Googleアナリティクスのアカウントを持っている方ならどなたでも無料で使用することができます。
まとめ
今回の記事では、NCIとは何か?や、NCIの活用例についてご紹介しました!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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